ブロックチェーンは仮想通貨以外にも使えるの?!仮想通貨の未来とは?

2008年、ビットコインに関する論文の中で公開されたブロックチェーン。その後、2014年にイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンが誕生したことで、ブロックチェーンは仮想通貨以外にも技術が使えるようになりました。現在は、ブロックチェーンの技術を使ったシステムやサービス開発に注力している企業も多く、仮想通貨以外どのようなシステムやサービスに使えるのかこれから紹介します。 

まだブロックチェーンがどのようなものか知らない方は、こちらの記事もぜひご覧ください。  

それでは、総務省と経済産業省が公開している資料を見ていきましょう。 

出典:経済産業省 ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査 報告書概要資料 

出典:総務省「ICTによるイノベーションと新たなエコノミー形成に関する調査研究」(平成30年) 

総務省や経済産業省もブロックチェーンを推進していて、上記の資料を見ると、ブロックチェーンは多分野に技術が活用できることがわかりますね。 

そして、企業もブロックチェーンの技術に注目しており、トヨタ自動車は、ブロックチェーンで管理された一つのデジタルIDで、車にまつわる様々なサービスの利用ができるよう実証実験を開始して話題になりました。ブロックチェーンの技術を活用すれば、データを守りながら複数の工程を簡略化し、お客様に新しいサービスのかたちを提供することが可能になります。 

ほかには、ニトリは物流システム、スターバックスやネスレは生産情報の管理、リコーは電力管理システムの実証実験、慶応義塾大学はデジタル学生証の実証実験を始めるなど、多くの企業がブロックチェーン技術活用に向けて取り組んでいます。 

元は仮想通貨のためにつくられた技術が、今では仮想通貨以外の分野でも活用され、より良い生活の実現が近づいています。 

近い将来、便利だなと思って使っていたサービスが、実はブロックチェーンを活用してつくられたサービスで、みなさんもブロックチェーンを耳にする機会も増えていくと思います。今後、ブロックチェーンが身近になる日もそう遠くないかもしれませんね。 

参考文献 

出典:経済産業省 ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査 報告書概要資料 block_c.pdf (meti.go.jp) 

出典:総務省「ICTによるイノベーションと新たなエコノミー形成に関する調査研究」(平成30年)総務省|平成30年版 情報通信白書|ブロックチェーンの応用事例 (soumu.go.jp) 

(執筆:山本)

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